2007年05月28日

災難にあう時節は 2

世間がなにやら騒がしい・・・・。

否、浄照寺然り。

「災難に逢う時節には

 災難に逢うが良く候

  是はこれ 災難をのがるる

   妙法にて候。」

と かの良寛さんはいいました。

★ ☆ (・・? (支離滅裂)

包丁で指をざっくり、飛び上がり。

飛び石を受けた車は、傷だらけ。

理由無き 停電さわぎに大慌て。

ニュースを見ては、飛び跳ねる。。。

一つ崩れだすと、止め処なく

心の乱れは周囲に伝染。

違和感と不信感に苛まれ

普段気にも留めなかったことまで

気になりだします。

挙句の果てに、数十年前に破損したと

思われる箇所を見つけ騒ぎ出す。。。

人間は本当に弱い存在。(私)

浮ついた心のまま一日の終わりを迎える。

良寛さんのように、何が起こっても

さらりと受け流す心はありませんが

こんな日になればこそ、平穏な日々が

尊く感じられます。

随分前にお聞かせいただいた歌。

山川の岩間をくぐる 水のごと

 易くは行かぬ この世なりけり

身の回りで起こっていることに対し私は、

「物指し」を当て、慮(おもんばか)る。

その目盛りの基準は

「私は正しい。」・「私の都合」と

いう歪んだ目盛り付きの物指し。

それを用いて計った結果は、当然

相手を叩く武器になり、

自らを陥れるもの。

Cimg2846_1まこと無き私。

おはずかしい・・・・・。

そんな私が今、

既に許され、

優しく包みこまれているのに

そのことを忘れているだけ。

岩の根も 木の根もあれど さらさらと

 ただ さらさらと 水のながるる

この記事へのコメント
ただただ、ごもっともと、私の代弁のように読ませていただきました。
 私のものさしが、これがまた、相当なものでして、たたく武器以外の何物でもありません。それが延々と続いているんですから!!叩いては、しまった!!叩いては、悪かった!!分かっていれば・・・・
デモ・・・・「デモ」が付く
昨夜の衛星映画劇場、ホント久しぶりにテレビを観ました。
「阿弥陀堂だより」ブログのお仲間が
是非観てくださいと、良かったです。
暖かくて、ほのぼの、人の優しさ、辛さ、切なさ、嬉しさ、背景の素晴らしさ、良かったにつきます。
自信を失ったエリート医師とその夫、寺尾聡、阿弥陀堂を守する、96歳の北林民栄さん、素晴らしい演技、・・・樋口可南子医師・・朝に紅顔ありて夕べに白骨となれる身なり・・・ポツリと
堂守さん、春夏秋冬を人間の一生に例え、冬は里も山もどちらがどうか区別がつかないほどの雪、死もそのような自然なもの・・・うまく説明出来なくてすみません。
Posted by hotaru 76hotaru at 2007年05月29日 15:06
飛び跳ねの心境とは別物の写真。
天女の影はないかと、隅々までみましたが…

残るは天女の羽衣ばかり、自然の五月の風から生まれた羽衣でしょう。

良きことも悪しきこともありてこの世の物語…
Posted by うめぼしカルメン at 2007年05月30日 09:41
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