ご参詣の方からご質問。
(有難うございます<(_ _)>
関西で馴染み深いお言葉。
「逮夜」と書いてタイヤ。
「逮捕の逮(たい)ですよね。
それって?それって???」
ご法事に於いて
「逮夜」という名の由来は。
逮夜の逮は、「およぶ」と
いう意味があります。
(よって「逮捕」の場合、捕らえるに及ぶ。)
さて、かつての厳密な法要の始まりは
逮夜法要からです。
その日に及ぶ夕刻(のぞむ)から、
当日の日中法要で終了しました。
24時間を6分割した表を添付しておきます。
その為、ご命日前日の午後4時
「逮夜(日没法要)」より開始して
中夜(深夜0時)。
後夜(午前4時)。
晨朝(朝 8時)。
日中(正午)
と六度もの法要を丁寧に
お勤めしたようです。(一昼夜の場合)
大きな法要では、一週間や
一年費やすものもあります。
寝る暇など勿論ありません。
その為、古いご家庭では現在も
ご命日の前日にお参りさせて頂く家が
ございます。
さらに過去帳にもご命日の前日に
記載することすらあります。
その言葉が関西に残り、
月忌参りを「お逮夜(たいや)」と
呼んでいるんですね。