2007年07月01日

ご法事は

『浄土真宗の法事は、亡き人を偲び、

それをご縁としてお経(仏法)に

遇わせていただく日です。

つまり、「南無阿弥陀仏」とお念仏して、

阿弥陀如来様や諸仏がたの願いを

聞かせていただき、今の私の生き方・

毎日の生活を

振り返らせていただくためのものです。』

このお言葉は、本日ご法事をお勤めくださった

お方のものです。

今日の為に準備万端整えられ

にこやかにお迎えくださいました。

ご参詣くださった皆様方の宗旨は

様々であったようですが

仏さまのお慈悲のお心は

それぞれの胸にいたり届いてくださいます。

今日は、その他のご家庭へもご法事に

お参りさせて頂きましたが

どのご家庭も、ご法縁を大切に受け取られ

精一杯ご準備されお迎えくださいました。

老若男女が一同に会しCimg3052_2

ご先祖様を偲びつつ、

自らの今をみつめ

お慈悲の時間を

過ごさせていただいたことは、

かけがえのない記憶として

次の世代に引き継がれていくことを感じました。

2007年05月16日

ご遺影は

Ojiku 写真は、19世紀の初頭が

起源とされていますので

歴史は浅いものの、

遺影の起源は

肖像画となるため

かなり古くから存在していたことが

わかります。

日本では軸装して、床の間や

本堂の内陣に奉懸し、生前のご遺徳を

偲ぶ縁(よすが)としたわけです。

現在、ご家庭のご遺影の扱い方について

よく尋ねられますが、決まりは有りません。

(こう言うと実も蓋もありませんが。。。)

・お敬いの心より、ご本尊の正面は避けます。

・普段は、片付けておいて

 ご法事のときだけ出しても良いでしょう。

・鴨居に常設しても良いでしょう。

・方角も順番も決まりはありません。

・お仏壇の中に写真は、入れません。

(お仏壇が写真壇になってしまいますよ)

まことしやかに

「〜〜しなければいけない」という言葉が

届いた時は、サラリとかわしてくださいませ。

大切なお道具であることに間違いは

ありませんが、何かが宿っているとか

言うことではなく、

偲ぶ縁(よすが)となるお道具なのです。

2007年04月23日

お寺は何のためにあるのですか?

この春出版された表題の書籍。

(佐賀県 撫尾巨津子様著 法蔵館)

「お寺は何のためにあるのですか?」

Cimg2611_1 かなりドキリと

させられるお言葉。

今日開かれた

仏教婦人会役員会で

皆様にお尋ねしつつ

共に考えました。

何の為ということも、誰の為ということも

「私」を除くと、全く響かなくなることだけは

確かなようです。

先日の子ども会で、にっこり微笑み

「お寺は、なぜだか安心できる」と

嬉しいお言葉を聞かせてくれた

小学生のお嬢さん。

体いっぱいで仏さまの温もりを

受け取られる姿に頭が下がりました。

Cimg2614_1報恩講まで

あと1週間。

うかうか時を

過ごしている場合では

ありませんでした。

お念仏の花が

たくさん咲いてくださるよう

みなさまのご協力を賜り

頑張ります。